当社は、東京農業大学 農学部農学科 高畑 健 教授の助言を受けながら、同大学内のハウスにてメロンの栽培を開始したことをお知らせします。
メロンは糖度・形状・収穫タイミングの見極めなど、高度な経験と勘を要する作物として知られています。糖度や熟度の判断は、色合いのわずかな変化や果実の弾力、香りといった感覚的な情報を統合して行われるため、長年にわたり栽培に携わってきた生産者の「暗黙知」に依存する部分が大きく、これまでデータとして記録・継承することが難しい領域とされてきました。
本取り組みでは、高畑教授が長年培ってきた栽培に関する知見を参考にしながら、テラファームが持つ技術基盤との連携を進めてまいります。具体的には、教授の判断プロセスを観察・記録し、温度・湿度・日照量といった生育環境データと組み合わせることで、熟練生産者が持つ「見極めの技術」をアルゴリズムとして構造化していきます。将来的には、こうして蓄積した知見をロボットの判断モデルに組み込み、収穫の適期判断や栽培管理の一部を自動化することを目指しています。人の感覚に頼っていた職人技術を、再現可能な技術知として次世代に受け継いでいくことが、本プロジェクトの狙いです。
テラファームは、日本の農業現場に蓄積された知見を次世代の農業技術へとつなげていくことを目指し、今後も研究機関との関係構築を継続してまいります。詳細については、進捗に応じて順次発表してまいります。
高畑 健 教授について
東京農業大学 農学部農学科 教授。トマトやオクラ、ペピーノなど多様な作物の栽培技術・生理生態に関する研究に長年従事し、査読付き論文や書籍を多数発表するほか、栽培技術に関する特許も複数保有。近年はペピーノの産地化にも尽力し、NHK「趣味の園芸」など多数のメディアにも出演。
